マイクロアグレッションと社会的排除

 社会福祉の専門家の先生のお話しを聞いてきました。ひきこもりについて、本人がどうのこうのではなく「社会」から見て考えるという内容でした。

 まず、「ひきこもり」といっても多種多様で、これといった定義では語りきれないとのことです。まったく部屋から出ない人もいれば、出かけることが出来たりお友達がいたりなど、いろんな状態があるとのことです。また、年代や性別、ひきこもりになる年齢や期間などさまざまで、特に特徴は無く、かなり概念が広いということでした。

 ひきこもりの「一般的な傾向」というものはないそうです。それは不登校も同じだと思います。この講座では、障がいの社会モデルを参考に「自立(自律)」の考え方やエンパワメントアプローチやリフレーミングの考え方が紹介されました。

 今回とても印象に残り、学びを深めたいと思ったのは「マイクロアグレッション」についてです。マイクロ=微小な、アグレッション=攻撃、という意味で、「些細な攻撃性」や「自覚なき差別」などと訳されます。無意識の偏見が社会的排除につながるという内容でした。

 自分が何気なく放ったささいな一言が、相手を傷つけているかもしれないということを考える機会になりました。マイクロアグレッションは、「言ってる方は気づかない」とのことです。そして、言ってる人は「個人の考え」というよりは、「社会の固定観念に影響されている」のではないかということでした。

 言った本人は気づいていません。むしろ褒めてるつもりだったりします。悪意の有無は関係ありません。ですので、自分の先入観や偏見に気づかない限り、他者を傷つけ続けることになります。

 マイクロアグレッションを乗り越えるためには、

①自分のバイアスに気づく(認知的不協和)
②相手の考えを知ること

だそうです。

 参考図書が紹介されましたので、読んで勉強しようと思います。

・渡辺雅之 マイクロアグレッションを吹っ飛ばせ
・阿部達明 あきらめない引きこもりの老後
他

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